2006年3月24日
巨人軍論 -組織とは、人間とは、伝統とは
- 紹介者:
- ザ・プロジェクトマネジャーズ編集部
- 出版社:
- 角川書店
- 著者:
- 野村克也
- 価格:
- 686円 (税別)
タイトルだけ見ると当サイトにとりあげるには、違和感を覚える方がおそらくいるかと思います。しかし、中身を読むと単に巨人軍という話題にとどまらずビジネスパーソンにとって組織、チームを考える上で示唆に富んだ内容になっています。
野村氏は、その発言からアンチ巨人ととらえられがちですが、実は、氏の野球の原点は、巨人にあるそうです。しかし、現在の巨人軍を見るとお手本としてきたかつての巨人の姿はない。なぜか?
氏は、かつての巨人、現在の巨人そして自信の経験から監督の仕事は、「チームづくり」、「人づくり」、「試合作り」と規定しており、中でも「人づくり」は大切であり、仕事を通じて人間が形成されていくと説いています。また、明確かつ的確にポイント伝えれば監督と選手の価値観が共有され、チームとして大きくぶれることなく黙っていてもいい方向に向かい、それがチームとしての無形の力となる。主力が抜けた西武、ヤクルトが弱体化しないのがいい例であるともいっています。観念的な話も氏の持論によって整然と語られており、非常に興味深い内容になっています。
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