2009年2月11日
甲子園への遺言 伝説の打撃コーチ 高畠導宏の生涯
- 紹介者:
- 株式会社アイ・ティ・イノベーション 取締役兼常務執行役員 能登原 伸二
- 出版社:
- 講談社
- 著者:
- 門田 隆将
- 発行日:
- 2008年12月12日発行
- 価格:
- 680円(税込)
何回も涙を流しながら読み通した本です。
NHKの土曜ドラマ「フルスイング」の再放送を観て、その原作に興味を持って読んで見ました。
主人公の高畠導宏さんはプロ野球界では、伝説の打撃コーチとして名をとどろかせた方で、そのコーチ業を辞めて、人生の最後を高校の教師として甲子園を目指した人です。
高畠さんは岡山県倉敷市出身で岡山南高校から、中央大学、日本鉱業日立と野球一筋に生き、左の強打者として南海ホークスに入り、将来を嘱望されます。(私も倉敷出身、日本鉱業入社ということでますます親近感を覚えました。)
しかし、入団早々の肩のけがのため、代打専門となり、29才で当時の野村監督の進めもあり、打撃コーチとなります。
南海、ロッテ、ヤクルト、ダイエー、中日、オリックス、千葉ロッテと球団をわたり歩きながら、プロフェッショナルな打撃コーチとして、今はメジャーの田口、ロッテの水上、西村、高沢、ヤクルトの飯田、ダイエーの小久保、オリックスのアリアスらそうそうたる野球選手を一流にしてきました。
その指導方法は、個性を大事にし、選手を褒めて育てたそうです。
アイデアマンであり、様々なバッティング練習法を開発し、相手投手のクセを盗み、心理学まで学んで、選手に成績を残させます。
その結果として、打率の一分一毛差で何人もの選手を首位打者にしました。
そのような華々しい実績を残したコーチが60歳を目前に、高校の教師を目指します。
野球選手から人間を育てることを目指すわけですが、不屈の努力で教員免許を取り、そして生徒を教え、甲子園を目指すわけです。
彼が<豊かな人生を過ごすには>と題した講演で、伸びる人の共通点を示しました。
1.素直であること
2.好奇心旺盛であること
3.忍耐力があり、あきらめないこと
4.準備を怠らないこと
5.几帳面であること
6.気配りができること
7.夢を持ち、目標を高く設定すること
まさに、高畠さん自らが実践したことでした。
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