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2006年3月24日

「インド教育を考える!~経済・ITの最新事情から教育・人材育成まで~」大盛況のインド教育セミナー、気になるその内容とは?~第2回~

全3回にわたってお伝えする「インド教育セミナー報告レポート」の第2回目。今回は、インドと日本を結びつける事業を積極的に行っているソフトブリッジソリューションズジャパンのビジネスコンサルタント、ゴパール・ラホティ氏による講演内容をお伝えする。
第1回のレポートはこちら

第一部で(株)インド・ビジネス・センターの島田卓氏からたっぷりと話があったように、インドの経済、そしてIT産業は今、私たちが思う以上の盛り上がりを見せている。ではこの急激な成長、有能な人材は、いったいどこから生まれているのだろうか?インドの驚くべき先端教育について、ゴパール・ラホティ氏が語った。

第二部「なぜインド教育なのか?~その実態とインパクト~」

<講演者プロフィール>
ソフトブリッジソリューションズジャパン株式会社
ビジネスコンサルタント ゴパール・ラホティ氏

※インド生まれ、西インドの名門、プネ大学卒業。大学卒業後、ヤマハ発動機インド製造技術部に現地採用にて入社。研修でヤマハ本社に1年間勤務。
2002年、製造業界からソフトウェア業界のキャリアを志し転職。4年間に渡りインド大手企業で、日本企業に関わる複数のプロジェクトをブリッジSE、開発プロジェクト担当、及びソフトウェア開発セールスの立場で経験。2004年、インド人としては初めて日本国家試験フィナンシャルプランナー3級を取得。日本語検定1級。
現在ソフトブリッジソリューションズ日本支社にて、ビジネスコンサルタントとしてオフショア開発のコーディネートを担当、活躍中。
人懐こいキャラクターとハイレベルの日本語力で、オフショアセミナー講師としても高い評価と人気を博している。

<主催>
株式会社アイ・ティ・イノベーション

インドの教育システムと熾烈な受験戦争

ソフトブリッジソリューションズジャパン株式会社 ゴパール・ラホティ氏

休憩を挟んでスタートした第二部は「インド教育の実態」がテーマ。インドの教育事情をよく知るゴパール・ラホティ氏が登壇し、最新のインド教育について、丁寧かつ、わかりやすく説明した。

「イギリス植民地時代の名残りもあって、現在のインド教育には、イギリスの教育モデルが少なからず影響を与えています。
まず、義務教育が6年。その後4年間高校に通い、優秀な成績を修めた者はジュニアカレッジに進学。そこからさらに、“貿易・経済系”“技術・医学系”の専門に別れ、大学、大学院と進んでいくことになるんですね。
しかしもちろん、みんながみんな進学できるわけではありません(高校学生:4,430万人の内3,050万人がジュニアカレッジへ進学)。一部の地方では学校の数が不足していることもあり、学力に差が出て、入学試験を勝ち抜いてジュニアカレッジに進める者はごくごく一部の学生。熾烈な受験戦争を勝ち抜いてやっと進学することができ、進学できたかどうかで、その後の人生が大きく変わってしまうのです。まさに、学歴社会です。」

このように現状を語り、さらに“インドの一流大学には、受験者のうち2%の学生しか合格できない”という、驚異的な事実を提示。その意外な現状に、会場の参加者たちは大いに驚いた様子を見せていた。

欧米一流企業から注目を浴びる、インドの人材

ソフトブリッジソリューションズジャパン株式会社 ゴパール・ラホティ氏

では、こうして受験戦争を勝ち抜いた人材は、いったいどこへ行くのだろうか。

「インドで大学、大学院まで進学した人材はかなりスキルが高く、そのため海外へ流出する傾向が強くあります。Hotmailを開発し、マイクロソフトに4億円で売却したサビーア・バーティア氏のように欧米で成功するインド人の数も増えていますし、また欧米の企業も、インドの優秀な人材に注目をしているのです」

こう語ると、IT企業だけでなく様々な一流企業がインドの人材を活用していることを説明。その一例として、GEインドが現地スタッフの雇用を40%増員(1.2万人→2万人)したことや、JP Morgan、General Motorsが積極的にインドの人材を採用していることなどを明かし、インド人スタッフの活躍について様々な事例を披露した。

またその一方で、日本企業のインド理解がやや遅れている点も指摘。「カレーやヨガのイメージが強く、IT先進国としてのインドについてはあまり知らないのではないか」との疑問を投げかけ、“日本・インド双方が理解しあうための人材育成プログラムが重要だ”とアピールした。

具体的なインド研修プログラムはこちら

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