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2007年6月 1日

【インドIT研修】第二回 平日の帰宅後は予習や宿題(住友化学システムサービス株式会社)

平日の帰宅後は予習や宿題

― 前回に引き続き、住友化学システムサービス株式会社の三木さん、小野さんにインドでの平日の過ごされ方について、伺いたいと思います。
ちなみに授業のある平日の1日のスケジュールは、どういう感じだったのでしょう

三木
授業は1日8時間です。午前9時から午後6時までで、途中に1時間お昼休憩が入るのと、あとは1時間に1回5分から10分程度の休憩を挟んでくださるという感じですね。

― けっこうびっしり詰まっていますね。

三木、小野
そうですね。

― それにさらに、先ほどおっしゃった予習の時間が入ることになるのですか。

三木
研修センターのほうで夕飯を出していただけるのですが、それが7時から8時の間で、8時以降バスか車に乗って帰宅します。家に着くのが8時半から9時ぐらいの間で、そこから勉強します。

― 最初は慣れないから時間がかかったということでしたが、何時間ぐらい予習しました?

三木
私は2時間ぐらいですね。IT講義の予習1時間とビジネスイングリッシュの宿題に1時間、もしくはそれ以上やっていたかもしれません。

― それはかなりたいへんでしたね。でも、社会人になると、そういうふうに勉強漬けになる機会はなかなか取れませんから、お二人がちょっと羨ましいです。

小野
そうですね。確かにそういう機会は、あまりないでしょうね。

三木
「勉強だけに集中できる環境というのは、普通に働いている限りはないので、すごくありがたい経験だなあ」と、よく二人で話していました。「お給料をもらって勉強をさせていただけるというのは、本当にラッキーだ」と。

― 研修に社員を派遣される会社の方は、お給料を払いながら、さらに多額の研修費もかけているわけですからね。研修生のみなさんがそこをきちんと理解して「これはとてもラッキーなことなのだ!」と勉強に励んで下さると、派遣のしがいがあるかと思います。

三木
弊社の場合、ちゃんと勉強しているかもチェックされていましたけれど(笑)。取締役が1月末に一度様子を見に来られましたし、研修を企画した人材センター部門の方からも頻繁にメールをいただきました。とてもフレンドリーに見守っていただいたのですが、やはり意識せざるを得ないところはありました。

女性同士でルームシェア、自炊や買出しも

― そのハードなお勉強漬けの日々の中で、なにか気晴らしになることというか、楽しみはありましたか。

三木
飲むことですね(笑)。

― お二人ともけっこう行ける口なのですね?

小野
まあまあ、たしなむ程度には(笑)。インドのお酒はちょっと日本のお酒と違うようでしたが。

― インドのお酒はどういう感じのものなのですか。

小野
インドは日本と比べて、あまりお酒を飲まれる方がいらっしゃらないようなのですけれども、ビールはありますし、洋酒も手に入ります。インドのビールは日本のとは違って、味の濃い感じのビールでした。

三木
度数の高いビールもあったりします。そんなに頻繁に飲むわけではないのですけれど、日本に比べると価格が安いので買いやすかったですね。

小野
平日はあまり飲めなかったですね。もう勉強が大変で(笑)。土曜日とか金曜日限定です。金曜日か土曜日なら、次の日の予習をすぐしなければならないというわけではないので、ちょっと余裕がありますから。

― なるほど、あくまで予習優先なのですね。週末に息抜きのビール、美味しかったでしょうね。そういうときには、おつまみも作っていたのですか。

小野
はい。私たちが滞在していた部屋にはキッチンがちゃんと付いていましたし、けっこう調理用具が揃っていましたから。そこに前々から住んでいた日本人の日本語教師の方と一緒に、女性三人で一つのアパートメントをシェアする形でした。

三木
その方は研修センターでインド人技術者に日本語を教えている先生で、彼女を含めて3人でのシェアで、一人ずつ個室があって鍵も掛けられるようになっていました。シャワーやトイレもちゃんと個室に付属していて、キッチンや居間が共有スペースです。

― ルームシェアして、お洗濯もし、お掃除もし、たまには料理もするような感じでしょうか。

三木
ええ、掃除は研修先のSBSが2日に1回してくださったので、私たちは特に大きな所はしなくてすみました。

― なるほど、ウイークリーマンション形式ですね。

小野
そうですね。だいたいの家具もありましたし。

― 勉強に集中できる環境ですね。

三木
それはほんとうに、そう思います。

― キッチンが付いていたということは、朝ご飯も自分たちで作るのでしょうか。

小野
ええ、簡単に軽い朝食を作ったりしていました。

三木
基本的にセンターが用意してくれる食事は平日の昼と夜だけですので、平日の朝と休日は、全部自分たちで外食するなり作るなりで調達していましたね。

― 食材等の買い物はどうされていたのですか?

三木
近所に歩いて5分もしないところにスーパーがありましたし、道端で野菜を売っているので、そこで仕入れたりしました。

小野
露天のお店ではすごく安く、新鮮な野菜が手に入ります。スーパーよりも安いですし。

三木
もう比較にならないくらい安いです。タマネギ1個1ルピー、日本円にして2、3円で、しかも、ばら売りをしているので助かりました。

小野
ものもよさそうでしたよ。

三木
肉や卵は近所のスーパーには売っていないので、ちょっと遠いスーパーに行ったり町中に足を運んだりして調達していましたね。

― なるほど、ベジタリアンの多いお国柄(笑)。けっこう自炊を楽しんでいらしたのですね。それだけ食材が充実していたのだったら、週末に同じ会社の人を呼んで、お料理をふるまったりもしました?

小野
はい。他の会社の人も一緒に呼んで、ごはんを作ってみんなで食べたりしましたね。たまには日本食が恋しくなるので、日本から持っていったみりんや醤油を使って、日本食を作ってみんなで食べました。

三木
小野さんが料理上手なので。

小野
いえいえ(笑)。日本の料理ができるような食材も現地で売っていたので、あまり苦労なくできましたね。

― たとえば、どんな日本料理を作られたのですか。

小野
肉じゃがも作りましたし、ゴーヤも売っていたのでゴーヤチャンプルを作りました。
ただ豚肉と豆腐は近くで売っていないので、「肉じゃが風」「ゴーヤチャンプル風」ですけれど、似たような雰囲気のものができました。

― ヒンズー教徒が多いですから、肉じゃがには牛肉は使えないですよね。

小野
そうですね。豚もベーコンなら、ちょっと遠くに行けば、高いですが売っています。

― それでは、肉じゃがには何の肉を使ったのですか。

小野
鶏肉です。鶏肉とラムは手に入ります。

― 「鶏肉じゃが」も美味しそうですね。

小野
基本的に、調味料さえあれば、だいたいの日本料理はできますから。ただ現地では、みりんと「だし」が手に入らないです。

― そうですか。インド滞在中の研修生に何か食品を送るとしたら、醤油や味噌より、みりんやだしが喜ばれるのですね。

小野
はい、それだけあればたいていのものは作れます。

連日のインド料理にいち早く適応できた強み

― やはり研修の途中で日本食が恋しくなりましたか?

小野
たまには食べたくなりますね。

三木
私もです。でも、「たまに」で大丈夫でした。

― それでは毎日研修センターの食事で、ずっとインド料理でも、そんなにつらくはなかったのですね。

小野
つらくはなかったですね。ただ、私たち女性二人はすぐ慣れて、大丈夫だったのですけれども、男性陣のなかには、インド料理があまり食べられなくて、痩せてしまった人もいました。

三木
男の人ってけっこう見かけより潔癖性で、デリケートだったりしますね。

― まあ、一般的に言いまして、女性より男性のほうが適応力という点では弱いですからね。

三木
そうかもしれません。でも、男性全員インド料理が苦手だったわけではなくて、中には逆にすごく適応していた人もいました。「パクチー美味しいわ~!」と言いながら、カレーに大量に入れている人もいましたから(笑)。食事に関しては、適応派と苦手派がはっきり分かれました。

― 研修センターのお食事は、どんなお料理なのですか。

三木
昼は全部カレーです。

― 写真で拝見すると、とても栄養バランスがよさそうなプレートですね。

小野
そうですね。味もよかったですよ。

三木
ちゃんと食べれば、きっとバランスもいいですね。
びっくりしたのが、玉葱や人参が、生で輪切りなりぶつ切りにしてあるものがテーブルに置いてあるのです。たぶんカレーに入れろということなのでしょうけれど、日本だと生のままの人参や玉葱を一緒に混ぜて食べるということはしませんから、けっこう驚きました。すぐ慣れて、栄養バランスのために食べましたけれど。

― それはすごい。お二人は適応力が高いですよ。

小野、三木
そうですね。お昼のカレーもしっかり食べていました。

三木
最初は、「男性陣はみんな小食なのかな」と思っていたのですよ。ところが、目の前に日本食が出てくると、今までの反動のごとく食べまして、「こんなに食べて、まだ足りないの?」というくらいすごかったです。

― お料理のできるお二人がいなかったら、男性の皆さんはもっと大変でしたね。

小野
男の人だけだったら、食生活部分ではちょっと辛かったかもしれません。

― 基本的には、研修自体は大変だったけれども、インドでの生活は楽しめたのですね。

小野、三木
そうですね、楽しめました。

― 食料品以外の日用品を買うのにも全然不便はなかったですか。

小野
特に手に入らないものはなかったですよね。

三木
なかったです。洗濯用の洗剤が日本と違って、慣れない臭いがしましたけれど、気になるほどではなかったです。

― 気候についてはどうですか。暑くはありませんでした?

小野
たぶんインドで一番過ごしやすい時期に行っていたのではないかなと思います。雨も全然降らなかったですし。最後の1~2週間ぐらいは40度近い暑さになってきましたけれども、あとは日本で言えば春か秋のような時期だったので、過ごしやすかったです。

三木
快適でしたね。難をいえば、インドは蚊がちょっと多いです。

― 蚊についてはなにか工夫されましたか?

三木
研修先のSBSのほうで、コンセントに差し込む方式の蚊の撃退用グッズを用意してくださっていたので、それを付けておけば、特に問題はありませんでした。

(次回に続く)

構成;萩谷美也子

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