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2008年1月 7日

【PM研修座談会】第一回 「仕事の現場で感じていたことが受講のモチベーションに」

保全系プロジェクトのリーダーとして研修に参加

菊地さん、西本さん、松下さん

― まず研修をお受けになったお二人に、簡単な自己紹介をお願いします。

菊地
菊地裕子です。もともとアルプス電気に入社しまして、そこに9年ほど勤めまして、そのあと子会社のアルプス システム インテグレーション(ALSI)に移りました。

― なるほど。いまは生産情報課にいらっしゃるわけですね。

菊地
はい、そうですね。工場系の生産システムの保全を担当している課に所属しています。私は資材系システムの保全を担当しています。

― ありがとうございます。

松下
松下です。私は入社して8年になります。

― 松下さんは販売情報管理課にいらっしゃるのですね。

松下
はい、販売系システムの保全を担当しています。

― 西本さんは販売情報課の課長でいらっしゃいますね。

西本
そうです。

松下
私の直属の上司です。

西本
菊地さんも同じ部ですから、横目で見ている感じですね。

― では、PM研修オープンコースについてお話しいただきますが、西本様からお二人に受講されることをお薦めになったのですか。

西本
そうですね。もともと私どもの課員の一人が、5月ぐらいに受講させていただいて、そのフィードバックで「非常にいい研修を受講させていただきました」と報告を受けました。そこで、二人にも「ぜひ受けて来い」ということで受講をお願いした次第です。

― なるほど。受講者をこのお二人にお決めになったのは、どういう理由からだったのでしょうか。

西本
二人とも、それぞれのシステムのリーダーをやっています。そういった意味でプロジェクト的な案件にも関わることになります。
彼女たちは保全系のリーダーで、プロジェクトマネジメントというスキルは、開発工程のみに限らず何をやるにしてもIT業界では必須ということで、ぜひ受講してほしいということを伝えた次第です。

"保全という立場"から"プロジェクト全体"を見る経験に

菊地 裕子さん

― ご本人たちにも、そういった機会があれば受けたいというお気持ちは常々あったのですか。

菊地
はい、そうですね。

松下
プロジェクトの進め方は、経験してみないと分からないことが多分にあると思います。社内で十分にそれを学べるかというと、難しい部分があると思っています。おそらく、どこの会社でも、それが普通だと思いますが。

― そうですね。どうしても偏りができてしまいます。

松下
ええ、プロジェクトによってやり方が違ったりしますから。できれば外部できちんと教育を受けた方がいいと思っていましたので、お話をいただいたときに、ぜひ!ということで参加させてもらいました。

― 自己紹介の際に、運用や保守を担当する立場であっても、プロジェクトの全体像を見られるといいのでは、というお話もありましたよね。

松下
はい、そうですね。プロジェクトが動いていると、その中は保全に関わるところが必ず入ってきます。私の場合は、そこへの関わり方がすごく気になっていました。
そういった意味で、全体像をつかみつつ今の保全の業務に生かしたいという気持ちで受講しました。

菊地
私のほうは、小さいシステムですが実際にプロジェクトリーダーをやってみて、やはりいろいろな問題にぶつかってきたのです。今回、研修があると聞いて、「ぜひ受けてみて、実際に自分がこれまでやってきたことが合っているのか間違っているのかを見たい」というところが、まず大きな目的でした。受講してみたら、やはり合っているところもあり、違っていたところもあるのがわかって、非常に役に立ちました。

― 菊地さんは、今までおやりになったことが合っていると確認できたことによって、何かお気持ちや、行動は変わりましたか。

菊地
そうですね。表には見せないけれど実は自分の中では自信がなかったことが、「いや、やはり合っていたんだ」とわかったので、次にまたプロジェクトに入っていったときに、大きな自信になって進めていけるんだろうなと思います。

― メンバも、リーダーが自信を持って言われると安心しますね。
お二人とも、研修というかたちであってもプロジェクト全体を見て、それからもう一回現場に戻られて、何か感じたことはありますか。

松下
これまでも何か小さな要件でも、進めていく中ではリスク回避など、「おそらくこうじゃないかな」と、うっすら頭の中で思いながらやっていたのですが、今回のセミナーで手法として学び、その手法を持ってやれるようになりましたね。方法論を明確なかたちで分かって、それを業務に移せます。自分の頭の中だけの漠然としたものではなくなったことが、たぶん一番大きいと思います。
それが確実にやれるかは、これからどんどん積み重ねる部分だと思うのですが、やはりその都度セミナーで得たことに立ち返ることができるというのはいいことだと思います。

― 西本さんは、今のお二人のご意見を聞かれてどうですか。

西本
当然私もプロジェクトに参画してきたのですが、そういう方法論は自分で本を読んでやってきただけで、きちんと研修を受ける機会には恵まれていませんでした。自分自身もほんとうは受けたいな(笑)と思っていたのですけれど、マネジャとしてはやはり部下にチャンスを与えつつ、そういった情報をちょこちょこと聞きながら、「ああ、そうなんだ」と納得しています。冒頭で申し上げたように、やはり直接プロジェクトを担当してなくてもやるべき内容ですし、受講後はそれを実際に生かしてもらう機会をわれわれが与えられればと思っています。

研修で最も印象に残ったこと

松下 裕子さん

― お二人は今回、計画編もコントロール編も両方とも受講されましたが、両方を通してここが一番印象的だったとか、自分の今までやってきた仕事を振り返って、「あ、これはこうだったのか」と腑に落ちたことがあったら教えていただけますか。

菊地
私は、やはりリスク管理のところです。今までリスク管理をやってなかったわけではないのですが、今回研修を受けて「ここまでやらなきゃいけないんだな」というところを再認識できました。

― 研修前にイメージされていたリスクと、研修受けてからのリスクのイメージは変わりましたか。

菊地
そうですね。今までは表面的なところだけリスクとして見ていたのですけれども、研修を受けて、初期段階から考えていかなくてはいけないことがわかりました。そこが全然違いますね。

― 松下さんはどうですか。

松下
私はコントロール編がすごく印象に残っています。特に人の関係ですね。ユーザーさんの性格によって、スケジュールが影響を受けるというのがありました。ユーザーさんの性格的な要素は、実はプロジェクトにとって大きな要素なのですね。技術力やスケジュール管理力は当然要求されるわけですが、最終的には人間関係も含めて全体でうまくいかないと、プロジェクト自体が失敗するケースがあるというところが、すごく印象に残っています。
また、ケーススタディの13人の登場人物を、講師の方が細かく演じ分けていたのです。何か聞いてもすぐ回答をくれなかったり、インタビューしても自分の思いが強くてほんとのこと言わなかったりという人物の性格をちゃんと使い分けていたので、すごく生々しいなと思いました。シミュレーションとしては非常に素晴らしいです。

― 頭で理解するだけだったら、先ほどの西本さんのお話のように、本を読めばいいということになってしまいます。ワークショップの良さは、方法論が腑に落ちて、「あ、これなら自分なりのやり方でやれそう」と思えるようになるところですね。人と人が教えたり教えられたりするキャッチボールで得られる良さではないかと思います。

菊地
題材も実際のプロジェクトから採られたということでした。講師の方は最後に「実はこういう結果だった」といことを教えて、種明かしをしてくださいました。それだけに、非常に実感が持てました。

松下
実際のプロジェクトでは、本当に大変だったんじゃないかと思いましたね。

― スケジュールは、ユーザーさんの繁忙期の予定だけでなく、たしかに性格も影響しますよね。自分の性格もなかなか変わりませんけれど、ユーザーさんの性格を変えるわけにいかないですし。

松下
変えられないです。そこを理解してどう進めるかというのが大きなポイントなのだろうし、プロジェクトが成功する一つの要素かと思いました。

― 性格だけでなく、お立場上というのもありますよ。上の方になると、ご本人としてはそうしたくなくても、立場上そうせざるを得ないとか。その辺をくみ取る気持ちがあって接するのか、そうでないかの違いは大きいかもしれませんね。

松下
そうですね。

― お二人とも、これまでお仕事を経験された中での問題意識や課題意識が、研修を受けられる際に良いバネになったのではないかという気がします。

西本
そのときの研修は、君たちと同じような年代の方が受けられたのですか。

松下
ほぼ同世代の方が多かったですが、中にはご年配の方も一緒に混じってやる場合もありました。

菊地
私は同世代か、ちょっと下という印象でした。

― だいたい20代の後半以上の方がこの研修を受けられますね。40代の方もいらっしゃいますし。

松下
そうですね。

西本
じゃあ、まだおれも大丈夫だ(笑)。

松下
大丈夫ですよ(笑)。

菊地
ええ、きっと(笑)。

(次回に続く)

構成:萩谷美也子

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