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2008年3月 4日

【PM研修座談会】第四回 「受講者自身、そして上司の目から見た研修後の成長」

リーダーとしてチームのムードをどう作って行くか

菊地さん

― 菊地さんは、個性派ぞろいの計画編グループで立派に務められましたし、松下さんは報告が的を射た良いものになってきたということですし、成果が現れているようですね。研修のときの女性参加者、お二人プラス1人の3名でしたよね。

松下
はい。少なかったです。

― このときは、総勢約10人のうちの3名が女性でした。それでも実は、まだ女性が多いほうだったのです。プロマネ、サブプロマネ、リーダーというポジションに、女性を積極的につける会社がまだ少ないので、20人全員男性などということもあります。でも実際に現場に入ったら、メンバも協力会社さんもユーザーさんも男性が多いですし、現実に即していると言えるかもしれません。そのへんでも自信が付いたのではないでしょうか。

菊地
そうですね。ただ、今までの経験で言えば、リーダーとしてあるときは怖い人になったり、あるときは優しい人になったり、場面によって自分の性格を変えなければいけないことがありますよね。「怖い私」になったときに、その結果があまりうまくいかなかったりして、あとで反省します。難しいですね。たくさんの人の中で臨機応変にやっていくのは。

― やはりプロフェッショナルは、自分の感情で怒るのではなく、ミッションを全うする上で、「この場面では怒りの感情を見せて叱らなければ」という計算があって怒りますし、逆にものすごく腹が立っていても、穏やかな言葉で諭すこともあります。そういうプロ意識が、これからますます必要なのでしょうね。

西本
そうですね。自分ができているかどうか判りませんが、感情のコントロールは必要ですね。

― ご自分がリーダーの場合、サブリーダーにまた性格の違う人を当てて、役割を分担するのもよいかもしれませんね。刑事モノのドラマにあるじゃないですか。こわもてでガンガン攻め立てる人と、優しく「カツ丼でも食えよ」と、とりなす役の人の二人で、上手に犯人に白状させるというのが(笑)。「私は怖い役をやるから、なだめ役をお願いね」とやられるといいかもしれませんね。

松下
確かに、それいいですね(笑)。

西本
そうなんですよね。松下さんはどっちかなぁ?

松下
ムチ系(笑)。

西本
そう、ムチ、ムチ(笑)。

松下
あめも勿論持ってます。

西本
私の課は4グループあるのですが、サブリーダーとリーダーの性格によって特色が出ていますね。サブリーダーもリーダーも取調室でバンバン机を叩く性格のところと、バンバン叩くのと「カツ丼でも食えよ」に分かれているチームとありますね(笑)。

― それがここで確認でき、共有できたことが重要だと思います(笑)。

人材育成の一環としての研修派遣

松下さん

― これからが楽しみなお二人ですね。

西本
ええ、そうですね。われわれALSIとしても、来期に向けて立ち上がるお客さまのプロジェクトがいろいろあると思いますので、それに向けての準備期間が今年だったと思います。これからも社員の育成プランを立てながら、ビジネス規模にあった投資を行い、今後の事業拡大につなげられればと思います。

― そうですね。それにお客様にとっても、もうオフショアは必須でしょうから。

西本
オフショアの1つのメリットとしてコスト削減がありますが、いま中国では、弊社現地法人が直接サービスを提供している場合もあり、お客様との直接のつながりがでてきました。そういったところを日本から側面サポートし、今後の中国内ビジネスの拡大に繋げて行ければと思っています。もちろん、グローバルに活躍されているお客様のニーズをいち早く捉え、効果的な提案を行うことに我々の価値があることは言うまでもありません。

― 直接の保全となると、今までのオフショアマネジメントの形態とはまた別なものになりますね。

西本
そうです。そういう形も出てきたというところを踏まえて、うまくコラボレーションできれば、またわれわれのビジネスにつながってきますので、非常にいい流れなのかなと思います。そういったビジネスチャンスを、われわれがうまくタイムリーに生かせるように、頑張らないといけませんね。

― そうですね。人材育成を含めて、早め早めに準備の手を打っておくというところですか。

西本
人材育成自体は、継続していくことは間違いないのですが、そうは言っても会社の業績は一定ではありませんので、どう適正な人材への投資ができるかが、われわれが考えなければならないところだと思っています。

― よく「幸運の女神様は、準備ができている人間にほほ笑む」という言葉がありますけれども。

西本
継続的な事業拡大をするためには、地道な努力が必要です。今回はこれから二人にポイントゲッターになってもらうための準備段階というところですね。
菊地のところは私がプロジェクトを直接見ているわけではいのですが、回りから話しを聞くところでは、発言する場が多くなってきているようです。松下は、グループの会議をしている中で見ると、彼女の発言力というのは大きいです。そういった意味で、今後プロジェクトができたとしても、松下だったらやっていけると思っています。

― なるほど。ということでお二人はかなり期待されているようです。

松下
頑張ります。

西本
結果を出してもらいたいですね。

研修を終えたあとの取り組みと波及効果

西本さん、菊地さん、松下さん

― 先ほど、あめとムチの使い分けの話も出ましたけれど、これからこの研修の経験を基にして、自分のやり方をもうちょっと変えてみたいとか、あるいは自分のグループや周囲に「これは絶対いいことなんだよ」というアピールしてみたいということがあったら教えていただきたいのですが。

松下
今回セミナーで受けた内容は、30分ぐらい時間をもらって課内ミーティングで発表したんです。

西本
そうだね。

松下
一緒に仕事している今のメンバは保全業務がメインの方が多いんです。そうなると、「プロマネと保全はちょっと違うよ」という感覚をもってしまいがちですが、そうじゃないよといいたいのです。例えばリスク管理は、何かの修繕をするにしても必要なことです。
「保全業務の中でも本当にやるべきことはやる必要があるのだ」いうところをもう一回認識してほしいという気持ちがあって、それはもうしつこいぐらい後輩に話をしています。一緒に仕事しているメンバに対しても同様に、やはり「行き当たりばったりの対応ではなく、リスク管理を十分考慮した対応をしましょう」という話をきちっとして、メンバ全員が同じ意識をもって業務に携わって欲しいという強い気持ちでいま接しています。

― 「トラブルとリスクは違うし、危険をはらんでいる問題がリスクなんだよ」というキモの部分をうまく伝えて行けるといいですね。

松下
そうですね。今回、資料を作ることで自分の中で整理ができて、それを人に話せるようになりました。みんなの意識づけを、特別な時間をつくって教育するのではなく、コミュニケーションの中でしていこうと考えています。

― 菊地さんはいかがですか。

菊地
私はこれからプロジェクトに入るところなので、まず計画だと思います。実際にWBSを研修でつくりました。それ以前から、WBSをつくったことはありましたが、今考えてみると非常に粗いものをつくっていたので、まずブレークダウンして一から積み上げていくというところをやってみたいです。そこをメンバと情報共有して、一緒に同じ目標に向かっていく形を作って行きたいと思っているのが一つです。あとはリスク管理ですね。リスクの洗い出しが今までは不十分だったと、研修を受けて非常に感じていますので、そこに研修で受けた内容を役立てたいと思っています。

― 研修でリスクの洗い出しは、本当にしつこくやりましたものね。

菊地
そうですね。

― というお話なので、ぜひ今後とも西本さんのサポートをよろしくお願いします。

西本
松下が申しましたように、うちの課の場合は研修を受けたら課内で発表してもらってます。今回の松下の発表を聞いて、研修を受けたいという社員が出てきています。彼女の次の候補についても、どんどん受講させたいなと思っています。

― それは嬉しいお言葉です。
お三方とも、本日はお忙しいところをありがとうございました。

(終わり)

構成:萩谷美也子

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