2008年3月21日
【続・インド紀行】第四回 「あなたが尊敬する人は?~ガンジーミュージアムを訪ねて~」
あなたが尊敬する人は、どなたですか?
歴史上の人物でも、身近な人でもかまいません。すぐにどなたか思い浮かばれるでしょうか?
幼い頃、学生時代にくらべて、この種の質問に対して即答できなくなるのはなぜでしょう?
インド国内には、実は何箇所もインド建国の父と呼ばれる、マハトマ・ガンジーさんのミュージアムがあります。と言っても、ミュージアムと聞いて日本人がイメージするような美術館ではなく、むしろ記念館といった風情のもの。今回はプネの「ガンジーミュージアム」を訪れました。
現地のコーディネータの説明によると、英国統治の時代に英国側が、人々の命の糧である塩を有料にしようという動きに“あくまで非暴力で”反対したり、衛生・医療面の改善を進めたり偉業を成し遂げ、あらゆるテーマ・手段でインドの開放に貢献したにもかかわらず、ご自身は貧しい人々の中に身を投じて粗末な衣服を着て、食べ物も物乞いをしながら人生をまっとうしたということでした。
プネのガンジーミュージアムにはガンジーさん縁の品々、日々の生活に使った道具や、首飾りが展示されていました。花の首飾りは、マンダイマーケットで見た“神様にささげる花の輪”と同じように見えます。おそらくガンジーさんはインドの人々にとって身近にして神様同様の人なのでしょう。
そんな事実を見て、ふと、私達日本人にとって身近にして尊敬できる人がどのくらいいるだろうかという疑問がわいてきました。
異国の文化(クロスカルチャー)にふれる、理解するということは、何も言語や行事に限ったことではないように思います。
しかも“尊敬できる人”と“なりたい自分”にはもちろんギャップがあります。ただ、学ぶべきことが多いのも事実。日常の自分達だけの世界、価値観からちょっと離れて、新たな価値観を受け入れる国際人が多くなることを祈りつつ、インドの地をあとにしました。
(株式会社アイ・ティ・イノベーション 鈴木遊子)
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