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2009年1月 5日

【新春放談】第一回 「2008年は、20世紀型経営から21世紀型経営への分岐点!」

2008年は、20世紀型経営から21世紀型経営への分岐点!

― 今年もアイ・ティ・イノベーションのトップお二人に、大いに語っていただこうと思いますので、よろしくお願いいたします。昨年は、暗い話題を中心に世の中で色々な事件がありました。依然、2009年にもその影響は続くと思われます。そこでまず、2008年を振り返ってどのようにお感じなり、どのように行動されましたでしょうか。

林 衛


2008年の年明けは、さあやるぞという意気込みと希望に燃えた年でした。ただ、今振り返ってみると、20世紀型の経営から21世紀型の経営へとはっきりと分岐点を越えたことがよくわかりました。しかし、希望を失うことではなくて、新しい時代に生き残れる企業とそうでない企業が鮮明になり、しかも、早めに結果がでるという話だと思います。日本のグローバル企業は、いろいろな意味で市場を見誤っていたのかもしれません。過剰な市場を期待していましたが、これからは、調整から進展して欧米とアジアの新たな秩序がまた新しい形になっていく最初の年だと思います。
どのように行動したかという話ですが、日本のIT企業全体に言えることですがグローバル化に貢献していく、最初の年ではなかったかと思います。当社にとってみれば、インドとかベトナムとかのリソースを使って、日本企業のグローバル化に貢献するということができましたし、確信をもってお客様が必要性について理解をしていただきました。
ただし、非常に残念なことに11月26日に起こったムンバイでのテロの影響で、日本の企業や世界の企業は、もういちどカントリーリスクについて見直すべきでしょう。一時停滞気味にはなるものの2009年の2月、3月ぐらいからは、アジアでの活動は、再開し、グローバル化は進展すると思います。この流れは、止めることはできないので色んな形で各企業は注意深く行動していくと思います。テロというものは、全く許されないものですがそういう手段が使われるということは、世界の中で亀裂が生じているのも事実です。今後は、いろいろなものを乗り越えて積極的にやっていくことが重要だと思います。

能登原
2008年は、新興国が経済発展して消費も大きくなって、単なる生産国ではなく消費国になってきたということで、北京でオリンピックが開催されたということで、BRIC'sの国々が台頭してきた象徴的な年だったと思います。そのような環境下で企業としてもグローバル化の流れがあったと思います。また、異常な原油高であったり、アメリカの不動産バブルとかありました。しかし、ムンバイのテロもそうですし、アメリカのバブルの崩壊もそうですがそういうものには、どこかで反対の方向に調整する動きとか、反対する人がでてきて急激に反動がくるんだなというのを感じた一年でした。そういう中で2009年以降は、企業としてどのような戦略や方針を持って運営していくかをはっきりさせなければならないと思います。
急激な変化があった一方で、長期的な視野で見たとき、やるべきことを整理しておこうという認識で2008年は「原点に戻る」ということを考えてきました。そのひとつとして、今年力を入れたのは、"プロジェクトを成功させる"というわれわれの主要な目標に対して再度突き詰めること、そして、"人が大切だ"ということで人材育成のプロセスとかマネジメントシステムをきちっと構築し、お客さまと一緒に努力してきました。おかげさまで成功事例も出来てきたので、今後はそのノウハウを日本のITに関係する企業、部署のお客様に対して展開していくことによって、貢献することができるのではないかと思っています。
これからも引き続き継続していくことになりますが、市場とか世の中の変化が激しくなっている社会のなかで、基本となる変わらないもの、長期的な視野で解決していかなければならないものを見出して、それに対して何らかの形で貢献していくということを実践してきた一年でした。


色々振り返ってみて、咋年の後半のショックが大きくて北京オリンピックのことはすっかり忘れていましたね。これは、かなり世の中が加速しているということですね。一言で言えば「偽り」と「本質」の年ではなかったでしょうか。偽りという言葉は、国家的なレベルで発生していますね。例えば、北京オリンピックのちょっと怪しげだった演出とか、また食品問題もありました。北朝鮮もまったく怪しいままでした。アメリカの行動や決断は、過去から正しいというように多くの人を信じこませてきましたが、振り返ってみるとある意味偽りだったと思います。だから、本質を見極めなければならないというのが言えると思います。
2008年当初というのは、ある程度そういうものが各企業の幹部にも見えていたと思います。むしろ、信じていました。希望とか発展に対して、企業とか国家の活動はそこに向かっていったが実は、色んな大きな偽りがあって、それが年の後半で顕在化してきた。2009年は、本質を見極め、偽りを見抜くという学習が済んでいるからもう一度希望を持ち直してやりたいなという気持ちになってきますね。
  サブプライムローン問題というのは、はっきりいって偽りの象徴です。つまり、金融システムが膨張しすぎた、バブルだったということですが、実際様々な製造業の人だとか実体経済を担っている人たちに話を聞くと実は、実体経済のなかにもバブルの部分がたくさんあって、それが早めに亀裂が生じて全部でてきたとみています。その様に見ていくとおそらく2009年以降というのは、本質的なところまで落ちるけど早く次のステップにいくのではないかと気がします。この時期に耐え切れるためには、企業の力とか知恵とかを使って本質を追及することが重要だと思います。

― 2008年の反省点はありますか。

能登原 伸二

能登原
反省点というのは、自分たちの中でもバブルの部分があったと思います。今年もまだ成長できる、来年もできるというようにどこかで考えていました。しかし、昨今の状況を見越して何らかの形で手を打つというのが出来たかと思うと当社も含めて企業のほとんどが必ずしも出来ていなかったと思います。そこで、"わかったら早く動く"というのが正しい姿であると思います。


結局、スピードと決断が重要だと思います。話し合って決める話とは、違う次元で動かないとやっていけない。ある部分そうことも必要だと思います。間違ったらすぐ方向転換できると。

【次回に続く】

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