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2004年11月12日

チェンジリーダー(Change Leader)

一般的にリーダーの役割は、プロジェクトやチームを導き、目的や目標を達成することであるが、チェンジリーダーは、特に組織の変革期においてその変革を推進するリーダーであり、「現代の経営」他多数の著作で有名な経営学者ピーター・F・ドラッカーの書籍から有名になったリーダー像である。組織における変革期には、それまでの慣習やルールを捨てるという破壊のためのリーダーシップと、新たなルールやシステムを作るという創造のリーダーシップの二つが求められる。

どんな計画でも、作ることに比べて破壊すること、進むことに比べて撤退することの方が数倍難しいと言われる。したがって多くの場合はこのためのリーダーシップを率先して発揮することには心理的な抵抗がある。また破壊する対象は、その組織に於いて過去に成功をもたらしたり、多くの貢献をしてきたものであることが多いから、組織の抵抗も大きい場合が殆どである。
しかし、今日のように組織を取り巻く環境の変化が激しく変る社会においては、変革することが組織を生き残すための最良の戦略ともいえる場合が少なくない。したがって、捨てる勇気を持つことが必要となる。

ただ捨てるためには、新たなゴールを明確にすることが非常に重要になる。したがってチェンジリーダーは、優れたビジョンを描ける創造者(クリエーター)でなければならない。もしそうでなければ、構成員は彼についていかないだろう。したがって、チェンジリーダーは起業家(アントレプレナー)精神を持っていなければならないと言われる。チェンジリーダーの持つべき資質としては、情報収集能力、分析能力のほか、説得力、行動力、決断力が強く求められるといわれる。また当たり前であるが、周囲の人間を巻き込む求心力や情熱を持つことも必須と言われる。
しかし、もっとも必要とされるべき資質は、変化を恐れず、新しい状況(世界)に飛び出していけるフロンティアスピリットとも言えるかもしれない。

プロジェクトリーダーは、多かれ少なかれチェンジリーダーの資質を求められる。
それはプロジェクトは一期一会のプロセスであること。また進行するにしたがって予想を超える壁にぶつかり、変更を余儀なくされることが多いことなどのその仕事の性格に因ると捉えることもできる。しかしプロジェクトというものは本来が「組織に変化をもたらすことを期待されて立ち上げられるものである」と考えれば、プロジェクトリーダー=チェンジリーダーは当然の条件と捉えるべきである。

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